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米S2C社、Dual Virtex-7 2000T FPGAのSoCラピッドプロトタイピングハードウェアを リリース
XC7VLX2000Tを2個搭載。最大4000万ASICゲート容量
米S2C社は、ザイリンクス社の28nmテクノロジーに基づくVirtex-7 FPGAデバイスを2個搭載した第5世代の製品、Dual 7V2000T TAI Logic Moduleを発表しました。
Dual V7 TAI Logic Moduleは、単一のボード上で4000万ASICゲート、1200本の外部I/Oを提供し、大容量ゲート数を持った世界で最もコンパクトなプロトタイピング・ハードウェアを実現します。
第4世代のザイリンクス社Virtex-6、およびアルテラ社Stratix-4 FPGAプロトタイピング・ハードウェアのほぼ3倍のロジックとメモリ容量を収めることができます。加えてS2C社の第5世代製品は、より高いシステムプロトタイプの性能、信頼性、そして使いやすさの向上のために多くの重要な改良がなされています。強化されたリモートリソース管理、電源管理、クロック管理、および冷却機構を介しての利用、等々がサポートされました。
新しいV7 TAI Logic Moduleは、現在、USBと新しいギガビットイーサネット接続の両方を介してすべてのハードウェア制御機能をサポートしています。
FPGAベースのプロトタイピングはSoCの成功のための重要なステップになっていますが、フローする際、デザインサイズが非常に大きく、またそのシステムの管理が複雑なため、いくつかの設計チームにとって必ずしも取り組みが容易な選択肢ではありません。
S2C社の第5世代製品、Virtex-7ベースのFPGAプロトタイピングシステムは、単一ボード上に1個から最大9個までのXilinx Virtex-7 FPGAを搭載し、2000万から1億8000万ASICゲートの任意のサイズのプロトタイピングを可能とするように設計されています。
さらにプロトタイプの作成とデバッグ・ソフトウェアのための完全ソリューションをご提供します。
DPI、SCE-MIとC-APIの共同モデリングとプロトタイプレディIPおよびアクセサリの大規模ライブラリなど、V7 TAIロジックモジュールシリーズは大幅にユーザーの生産性を向上させるため、ハードウェアとソフトウェアの両方に多数の新機能が付属しています。
ハードウェア側では、各ボードは、専用の差動コネクタに合計最大32GまでのTXトランシーバを提供します。6つのプログラマブル差動ペアは700MHzまで動作可能なクロックを供給し、リモートのギガビットイーサネットケーブルを介して、プロトタイピングハードウェアを制御できます。
ソフトウェア面でも新機能があります。リアルタイムですべてのオンボードのグローバル・クロックを監視、温度・電流・電圧を監視・表示、ソフトウェアを介して外部I / O電圧を設定し、ソフトウェアを介してリモートからのグローバルリセットを提供しています。すべてのV7 TAI Logic Moduleは、WindowsまたはLinuxオペレーティングシステムのいずれかで実行することができるTAI Player Proのランタイムソフトウェアが付属しています。
V7 TAI Logic Moduleは、2GBまでのDDR2、4GBまでのDDR3メモリをそれぞれ800および1333MHzまで実行するとができます。高速D/AおよびA/D、PCIe、ギガビットイーサネット、MIPI、SATA、ARM、SRAM、DDR2/3、フラッシュ、テレビデコーダ/エンコーダ、オーディオ、DVIを含むプロトタイプレディなIPおよび付属品の大規模なライブラリを提供し、FPGAベースのプロトタイプ開発を加速します。
V7 TAI Logic Moduleは、現在XC7VLX2000T-ES FPGAで出荷されています。
V7 TAI Logicのモジュールは、モジュールごとに1つまたは2つのFPGAデバイスのいずれかでマウントすることができます。またすべてのV7 TAI・ロジック・モジュールは、現在のドータ
カードまたはマザーボードをアップグレードし、リユースできるように、すべての前世代のTAI Logic Moduleと同様の形状を採用しています。


お問い合わせはプロトタイピング・ジャパン株式会社まで。
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