Woodcliff Lake, NJ, USA発 – 2014年1月22日
米国半導体IPプロバイダCAST社は、CAN Flexible Data仕様をサポートするCANバスコントローラを、ソフトIPコアで出荷を開始しました。このソフトIPコアは現在使用可能な世界初の商品でもあります。
Fraunhofer IPMSから提供されるCAN2.0コントローラコアにFDサポートを追加したこの改訂版のIPコアを、CASTは数年前から販売をしてきました。このコアのFD拡張機能は2012年4月にBosch社が発表したFlexbible Data-Rate仕様を有するCANを完全にサポートしています。改良されたデータリンク層プロトコルは最新の自動車、産業制御、およびその他のシステムからの増大する要望を満足させるためのより快適なCANバスとするために、帯域幅が拡大しています。仕様が規定する通り、新しいコアは、物理層には何の変更も課すことなく、CAN FD性能を有する既存のCANネットワークを次第にすり替えていくことになるでしょう。
「CAN FDは、今日の多くのdata-hugrysシステムの設計者に、CANバスの安定性と信頼性の利点を利用可能にします。私たちはFraunhoferとのパートナーシップを通じて、このソフトIPコアが、容易なインテグレーションで、この機能を提供することになったことを嬉しく思います。」とCAST社最高執行責任者(COO)ニコス・ゼルバスは述べています。 「このロイヤリティフリーのCANコントローラ·コアのフレキシビリティとパフォーマンスは、すでに50のお客様のところでの、「オン予算でオンタイムに市場投入」を支えています。このFDオプションは、より多くの機会でお役に立てることを期待しています。 」
CANコントローラ2.0/FD IPコアは、VHDLまたはVerilogのソースコード、またはFPGAネットリストで提供されています。デリバラブルとしては、スクリプト、基本的な検証のためのテストベンチを含みます。また、Avery Design Systems社のCAN FD互換検証IPスイートとの連繋についても準備中です。
CAST 社は20年の歴史を持つIPコアとサブシステムの開発者、インテグレータ、および総括ベンダーです。同社のロイヤリティフリーの製品ラインには、 8-32ビットコントローラやプロセッサ、ペリフェラル、ビデオおよび画像圧縮コーデック、およびグラフィックス、暗号化、インターコネクト、インターフェース、等々のIPコアがります。 製品の詳細についてはCAST社のホームページでも紹介をしております。